株式会社Hmcomm|新規上場(東証グロース市場)

https://hmcom.co.jp

主要な経営指標

  • 売上高: 801,196千円(2023年12月期)
  • 経常利益: 87,098千円(2023年12月期)
  • 従業員数: 37名(2024年8月現在)
  • 自己資本比率: 89.5%
  • 平均年齢: 39.3歳
  • 平均年間給与: 7,735千円

経営状況

Hmcommは2020年以降、売上高の成長が続いており、特に2021年以降は大きな利益を上げています。研究開発型のビジネスモデルを基盤に、AIを活用したソリューションの提供に成功している点が顕著です。また、自己資本比率も安定しており、経営基盤が強固です。

サービス概要

株式会社Hmcommは、音声認識を中心にAIソリューションを提供する企業です。主要製品として、コールセンター向けの「Voice Contact」、音声自動応答システム「Terry」、議事録自動作成ツール「ZMEETING」、異音検知システム「FAST-D」などがあります。これらの製品を通じて、業務効率化やDX推進をサポートしています。

事業について

2012年にITコンサルティング業務を目的に創業し、2014年にはAI技術を活用した音声認識ソリューションを開始しました。2020年にはNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)によるプロジェクトにも採択されるなど、技術力を認められ、現在は法人向けに様々なAIプロダクトを展開しています。

業界・分野

AI音声認識、異音検知、DX推進に携わる「AI×音」分野。

ビジネスモデル

Hmcommのビジネスモデルは、AI音声認識技術を基盤に、以下の二つの事業を展開しています。

  • AIプロダクト事業: コールセンター向け音声認識や自動応答システムなどをライセンス提供し、導入企業において月額利用料を徴収するビジネスモデル。
  • AIソリューション事業: 顧客企業のDX推進や経営課題解決を目的に、コンサルティングからAI開発の受託を行い、対価を得るプロジェクトベースの契約。

サービスの特徴

  • Voice Contact: AI音声認識を使い、コールセンターの通話内容をリアルタイムでテキスト化し、会話内容に応じたFAQの自動表示や、会話後に自動で要約を生成する機能を備えています。導入企業における業務効率化と顧客対応の向上に貢献しています。
  • Terry: AIによる自動応答機能を持ち、特に夜間対応など、人手不足の際に効率的な対応が可能。通信販売や家電修理受付などの自動化で多くの実績があります。
  • FAST-D: 異音検知プロダクトとして、工場設備の異常や部品交換時期の予知を音で検出し、熟練作業者の技術をデジタル化する取り組みを進めています。

会社の特徴

Hmcommは、AIと音声認識技術に特化し、「音」を通じて社会課題を解決することを使命としています。国立研究機関である産総研の技術移転ベンチャーとして創業し、その技術を基にした製品開発に強みを持っています。特に、音声認識技術と異音検知技術の融合により、AIを活用した新たな価値提供を行っています。

株主情報

  • 主要株主は記載なし(有価証券報告書では特定の株主についての詳細記載が見当たりません)。

株式会社Hmcommについて

Hmcommは、音声認識技術を基盤にしたAIソリューションを提供する企業で、DX推進や業務効率化における需要が高まる市場で、さらに成長が期待されます。特に、AIプロダクト事業の拡大に加えて、ソリューション事業でも多様な顧客企業にアプローチしており、今後も新規プロダクトの開発や社会課題の解決に積極的に取り組むことで、競争優位性を高めるポテンシャルがあります。