主要な経営指標
- 売上高:2,007,927千円(2023年9月期)
- 経常損失:△671,662千円(2023年9月期)
- 従業員数:169名(2023年9月末時点)
経営状況
Schooは、創業以来、積極的な事業拡大と広告宣伝に力を注いでおり、売上高は年々増加しています。一方で、組織の拡充に伴う人件費や広告費の増加により、経常損失が続いています。しかし、法人向けサービス「Schoo for Business」を中心に、安定した収益基盤を築きつつあり、今後の成長が期待されます。
サービス概要
Schooは「世の中から卒業をなくす」をミッションに、社会人向けの学びを提供するオンライン学習サービスを展開しています。主力サービスは法人向けの「Schoo for Business」と、個人向けの「Schoo for Personal」です。ビジネススキルやデジタルリテラシー、AI時代に求められる人間力など、多様なコンテンツを提供し、企業や個人の学び直しを支援しています。
事業について
Schooは、2011年に設立され、当初は個人向けのオンライン学習サービス「Schoo WEB-campus」からスタートしました。その後、法人向けサービス「Schoo for Business」を展開し、法人顧客の90%以上を占めるまでに成長しました。また、大学向けの学習管理システム「Schoo Swing」も展開し、高等教育機関のDX支援に力を入れています。
業界・分野
- 教育業界、EdTech
- オンライン学習プラットフォームおよび法人向け人材育成支援
ビジネスモデル
Schooは主にSaaSモデルを採用し、法人や個人向けにオンライン学習サービスを提供しています。法人向けの「Schoo for Business」は、企業が社員のスキルアップを目的とした研修プログラムを提供するためのプラットフォームです。企業は月額利用料を支払うサブスクリプションモデルを採用しており、企業ごとのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。個人向け「Schoo for Personal」は、月額980円のプレミアム会員モデルを展開しており、様々なビジネススキルやデジタルリテラシーの授業が受け放題です。
サービスの特徴
- 多様な学習コンテンツ:Schooは約8,500本以上の学習コンテンツを保有し、時代に即したビジネススキル、デジタルリテラシー、AI時代のリーダーシップなど、幅広いテーマで授業を提供。
- 双方向の学習体験:生放送授業では、受講者がリアルタイムで質問やコメントを通じて参加できる機能を備え、受講者同士のコミュニケーションを促進。法人向けでは、社員同士の勉強会やオンラインでの共同学習も支援。
- 法人向け研修のカスタマイズ:Schoo for Businessでは、企業ごとのニーズに合わせたカリキュラムが提供され、DXスキル診断機能も搭載。研修管理者は受講履歴や学習傾向を把握し、戦略的な育成を進めることが可能です。
会社の特徴
Schooの最大の特徴は、「世の中から卒業をなくす」というビジョンに基づいた教育サービスの提供です。オンライン学習に特化し、法人向けサービスを主軸に、企業の社員教育を支援する体制を構築しています。Schooは、特に「Schoo for Business」の法人向け研修市場で強力なポジションを築き、持続可能な社会を目指す教育サービスを提供しています。また、社会課題を解決する学びを通じた地方創生にも取り組んでおり、自治体とのパートナーシップを活用して地域経済の活性化にも貢献しています。
株主情報
- 主要株主:詳細は報告書内での明記がなく、特定の株主や比率は未記載。
株式会社Schooについて
Schooは、教育産業の中でも特に社会人向けリカレント教育の分野で成長が期待される企業です。法人向けのオンライン研修サービスを中心に、社会人教育市場におけるリーディングカンパニーを目指しています。安定したサブスクリプションモデルと、独自の学習コンテンツを武器に、今後も成長を続ける可能性が高い企業です。