資金調達金
25億円(2024年10月)
資金調達に関する情報
リジェネフロ株式会社は、腎疾患治療に特化したバイオ医薬品開発を行うスタートアップです。シリーズBラウンドで、複数の投資家から25億円を調達し、これにより累計資金調達額は44億円となりました。調達資金は、主力プロダクトRN-014の臨床試験およびRN-032の非臨床試験に充てられます。
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000129258.html
サービス概要
リジェネフロは、主に腎疾患の治療薬を開発する創薬ベンチャー企業で、京都大学iPS細胞研究所の技術を基盤としています。特に、常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)の治療薬候補であるRN-014と、慢性腎臓病(CKD)に対する細胞療法RN-032に注力しています。
業界・分野
バイオテクノロジー、ヘルステック
ビジネスモデル
リジェネフロは、主にiPS細胞技術を用いた医薬品開発を行い、臨床試験を経て新薬を市場に導入するビジネスモデルを採用しています。特に腎臓、肝臓、膵臓といった臓器に関わる難治性疾患に焦点を当て、製薬企業や医療機関との提携を進めることで、開発した薬を治療に組み込むことを目指しています。以下のようなプロセスが特徴的です:
- 研究開発:京都大学の基盤技術をもとに、腎臓疾患を中心とした薬剤を開発。
- 臨床試験:現在進行中のRN-014およびRN-032の臨床試験で効果と安全性を検証中。
- パートナーシップ:製薬会社や病院との協力を通じ、薬剤の商業化を目指す。
サービスの特徴
独自の技術基盤
リジェネフロの技術は、iPS細胞研究の第一人者である京都大学の研究シーズを基盤にしています。この技術により、通常では治療法が限られている腎疾患に対して新たなアプローチを提供しています。
二つの主力プロダクト
- RN-014:常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)の治療薬候補。腎臓の嚢胞形成を抑制し、腎機能の改善を目指します。
- RN-032:ヒトiPS細胞由来の細胞療法を使用した慢性腎臓病治療。この細胞療法により、腎機能を回復させることを目標としています。
安全性と臨床試験
リジェネフロは、複数の臨床試験段階で、細かく安全性をモニタリングしながら治験を進行。患者に対する安全性を最優先としています。
リジェネフロ株式会社について
リジェネフロは2019年に創業された臨床ステージのバイオテクノロジー企業で、今後の成長性が非常に期待されています。特に京都大学のiPS細胞技術を活用した新薬開発が進行しており、国内外の医療市場での競争力が増しています。腎疾患という治療選択肢が限られる分野での革新を目指している点も、業界から注目されています。